生活苦体験談

【生活苦】酒と女と女と酒と

「生活苦」という言葉をたまに耳にすることはありませんか?

私は「生活苦」という言葉の中身は2種類あると思っています。

1つ目は「何らかの原因で収入が無くなってしまい、生活が出来ない状況」

2つ目は「収入はあるが、それ以上に支出が多くて生活が出来ない状況」

私は、後者の人間でした。

大卒で入社した会社

私は、どこにでも居るような普通のサラリーマンでした。

むしろ、大卒で不動産関連の会社に就職し、営業実績等で収入も高く、周りから見ると恵まれたサラリーマンだったと思います。

収入も新卒1年目から月の手取りが40万を下回った事はなく、ボーナスも3桁が当たり前。

1年目の内は、車を買ったり時計を買ったりしていましたが、全てしっかりと給料で支払いが出来ていました。

接待の難しさ

新人の内は接待の場に出向くことはほぼ無く、全て上司が済ませてくれていました。

しかし「2年目を迎えたのを機に接待を覚えなさい」と上司からの指令で接待の場を設ける事になりました。

初めての接待で、上司に言われるがまま、お店を予約し、接待の場ではお酒を注いだりオーダーを取ったりとフル回転。

たった2時間の飲み会の場がこんなに長く感じたのはこれが初めてでした。

そして接待後に上司から言われた言葉。

上司のせいにするつもりはありませんが、これがきっかけで人生が変わってしまいました。

「今日はお疲れ様。打ち上げに軽くキャバクラに行こうか」

人生初のキャバクラ

それまでも合コンやクラブ遊び等はしていましたが、キャバクラに行った事は1度もありませんでした。

上司とお酒を飲みながら待っていると

そこに現れたのは今まで見たことも無いような綺麗な女性でした。

お店を出た後、携帯に先ほどの女の子から連絡が入っていました。

全てが初めて尽くしだったので驚きでしたが、その後女の子と毎日連絡を取るようになります。

一人でもキャバクラに

それからというもの、その女の子とのやり取りが楽しくて仕方なくなりました

何気ない言葉なのですが、「おはよう」「お疲れ様」「おやすみ」といったやり取りが幸せでした。

その時の私は「またお店に行く」という考えは無く、ただ毎日のやり取りで満足していました。

ある時、女の子から「今日の夕方から会えないか」と連絡がありました。

気になっていた女の子から誘われた事が嬉しくて二つ返事でOKしました。

そして喫茶店で話している時に、「今日暇ならお店に飲みに来ないか?」と言われます。

私は一人でお店に行くことに抵抗があったものの、女の子がずっと席につくから安心してくれ、と言われたので一緒にお店に行きました。

これがいわゆる同伴出勤と呼ばれる物とは後日知りました。

初一人キャバクラの結果は

お店に入ってからは前回同様女の子とお酒を飲むだけ。

女の子も好きなお酒を飲んでもらっていました。

その後、1週間程は女の子とあたかも付き合っているかのような連絡を取っていました。

が、段々連絡が冷たくなっていきました。

そして自分から進んでキャバクラに

「自分が何か悪いことをしたか?」と気にして、女の子に質問したところ「今月の売り上げが厳しくて支払いが間に合わないかもしれない」と相談されます。

「あなたにしかこんな弱音を吐けなくて」と言われてしまうと

「僕が何とかしなければ!」と思ってしまうものです。笑

女の子にいつお店に行けば良いかを確認しました。

そして、お店に行き出来るだけ高いお酒を頼んで女の子を盛り上げました。

給料を他に使うあても無かったので金額は気にせずにカードを切りました。

キャバクラの恐怖

その月は週に1度は飲みに行ったと思います。

そして翌月カードの請求書が届き、中身を確認すると「40万円」の請求が。

そのお店はカードを切ると、手数料で20%取られるシステムでした。

しかし、週に1度お店に行くようになってから意中の女の子からは毎日電話も来るようになっていたので、今更頻度を下げる訳には行きませんでした。

それからというもの、毎週2回はお店に通うようになり、女の子とのアフターもするようになりました。

転落の始まり

この頃から、少しずつ仕事に悪影響が出るようになってきました。

二日酔いになることが増え、取引先でも指摘される

昼間に眠くなってしまい、営業回りで昼寝をする

お酒が抜けないため、仕事の記憶が曖昧になる

仕事の連絡より女の子への連絡を優先してしまう

こうなると、営業実績は下がる一方それに伴い給料も下がってきてしまいます

そして、実績が出ずに上司から叱責され、そのストレスをキャバクラで発散する。

すると、翌日また二日酔いになる。という悪循環でした。

気が付けば貯金は使い果たしてしまいましたが、それでもお店に通う事はやめられませんでした。

それから

それからというもの、消費者金融や、経費流用、090金融を使ったりと様々な方法でお店に通っていました。

そしてある日、女の子から連絡が来ました。

それは、「お店を辞める」という事でした。

私は、直接会って話をしたいとお願いし、喫茶店で会う約束をしました。

喫茶店で待っていると、そこに現れたのは女の子と強面の男性でした。

そこで、「結婚する」と聞かされました。

その後も何か話していましたが、頭の中が真っ白になるとはこういう事だと初めて知りました。

それから数日が経過し、落ち着いてわが身を振り返った時に残ったのは

多額の借金のみでした。

額が大きすぎたのと、1度反省しなければということで私は債務整理を行いました

現在は、毎月定額の返済をしています。

もう2度と身の程を越えた遊びはしないと決意しました。