何気なく始めていた仮想通貨
今から数年前にかなり話題になった「ビットコイン」を始めとする「仮想通貨」を御存知でしょうか??
私もその当時、友人から進められてあまりメジャーではない時代にいくつかの暗号資産を購入していました。
爆上がりしはじめた暗号資産
それからも少しずつ暗号資産に投資しており、その時は総投資で300万円分程購入していたと思います。
そして、2017年の初め頃からだったと思います。
ビットコインの価格が本当に、爆発的に上がっていきました。
確か最終的には1枚230万円以上にまで上がったと思います。
途中でビットコインから他の暗号資産に乗り換えたりもしましたが、その時の含み益では4億円以上を所持していました。
怖くて換金できなかった暗号資産
暗号資産はあくまでも仮想通貨なので現金に変えなければ日常生活で使う事は出来ません。
しかし、含み益が大きいときは換金の際に税金がかなりかかってくると知っていたので換金することはなく持ち続けていました。
そして私の人生が大きく転換する事態が発生します。
暗号資産の暴落、そして乗り換え
2018年に入ると暗号資産は暴落を始めました。
私が所持していた物も多分に漏れず暴落していました。
そこで欲を出さずに換金しておけば、税金を差し引いても300万円の投資分以上は十分手元に残ったと思います。
暴落に焦った私は、知人から勧められた暗号資産に乗り換えをしました。
ほぼ価値が無くなってしまった資産、そして
結果的に、乗り換えた暗号資産も購入時からは30%程下落してしまいました。
底ではないタイミングで換金しましたが、それでもピーク時の100分の1以下の換金額でした。
そしてある時、自分の暗号資産の乗り換え行為に対して課税が発生していた事を知ります。
一生かかって返さなければいけない税金
信じられないかもしれませんが、私がこれから返済していかなければいけない税金は2500万円です。
そんなに稼ぎは悪くない方ですが、2500万円稼ぐのには恐らく4~6年働かなければいけません。
それも、出費が0だったら、の仮定です。
生きている以上、お金は絶対に使わなければいけません。
追い詰められている生活
今の私は、毎月給料日の前日に返済をしています。
給料日まで、必死にお金を切り詰めて切り詰めて生活し、残ったお金を全額返済に充てています。
乗っている車は15年以上前の軽自動車。
食事は自炊よりもスーパーのタイムセールのお惣菜が安いのでそれを毎日購入。
アイロンは電気代がかかるので、布団の下にワイシャツやズボンを敷いて寝ます。
いつ終わるか分からない恐怖
土日の休みは友人の飲食店で仕込みから手伝い、8時から20時くらいまで働きます。
平日も、毎週水曜日の早上がりの日にはビル清掃のアルバイト。
まさか自分が30代半ばになってこんな生活をするとは思っていませんでした。
返済の残りはまだ2000万弱。
全額返すころには私は40代半だと思います。それまで、何の楽しみも無くただお金を返済するためだけに働く。
しかし、自分の無知のせいなので誰を恨むことも出来ません。